Net Applicationsから2013年12月のデスクトップOSシェアが発表された。2013年12月はLinuxがシェアを増やし、それ以外のオペレーティングシステムがシェアを減らすという結果になった。バージョン別に見るとWindowsではWindows 7とWindows 8.1への移行が進み、Mac OS XではMavericksへの移行が進んでいる様子が見える。依然として高いシェアを確保しているWindows XPだが2013年12月は大きくシェアを減らし28.98%と初めて30%を下回った。しかしそれでも全体の4分の1を超えるシェアを維持している。

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Windows XPはあと3ヶ月ほどでサポートの対象からはずれることになる。以降はセキュリティホールが発見されてもセキュリティパッチが提供されなくなることから、セキュリティ脆弱性を利用した攻撃対象になると指摘されている。ほかのWindows向けに提供されるセキュリティパッチを解析することでWindows XPのセキュリティ脆弱性が利用される可能性が高く、注意が必要。Windows XPは依然として高いシェアを確保していることから、2014年4月以降は脆弱性対策が実施されないWindows XPがマルウェアに感染して攻撃用のマシンとして動作する可能性も高い。


(後藤大地)