2014年の年頭にあたり、レッドハット株式会社 代表取締役社長 廣川裕司氏は、以下の年頭所感を発表した。


謹んで初春のお慶びを申し上げます。旧年中はひとかたならぬご高配を賜り厚く御礼申し上げます。


昨年2013年、日本経済が回復する兆しを見せ始めた中、日本IT市場においてオープンソースソフトウェア(以下、OSS)はクラウド・仮想化の追い風に支えられ大きな市場拡大を遂げました。その中で、レッドハットは創立20年を迎え、Linux OS事業に並ぶ新たな事業の柱であるJBossミドルウェア事業、仮想化事業、クラウド事業、ストレージ事業の強化が図れたとともに、次世代IT・クラウドコンピューティングの管理の核となるOpenStack関連製品を始めとした新製品の投入を積極的に推進できた年でもありました。その結果、グローバルそして日本市場においても2桁成長を達成することできました。


いまやOSSがクラウド、ソーシャルネットワークそしてビッグデータの利活用の中核技術として、IT革新をリードする時代となったことは間違いありません。弊社の大手エンタープライズのお客様において、国内のミッションクリティカルシステムは勿論、海外向けのオーダー・マネジメント・システムや海外子会社・関連会社・提携企業との連携を図った標準化IT基盤としてRed Hat Enterprise Linux(RHEL)およびRed Hat JBoss Enterprise ApplicationServer(JBoss EAP)などの採用が進み、日本企業の「グローバル化」や「データセンターのモダナイゼーション・技術刷新」に貢献しました。さらにRed Hat Enterprise VirtualizationやRed Hat Storageによりサーバー・ストレージの仮想化による「IT基盤の効率化・低コスト化」が進み、JBossミドルウェアの新製品であるビジネスプロセス、ルール、データベース仮想化、データグリッド、メッセージングなどを駆使した「ビッグデータの活用」の成功事例も次々に登場し、OSSが企業の目指すITイノベーションに、大きな力を発揮することを証明した年となりました。


2014年はOSSが、さらに本格的に普及する年になると考えています。その中でレッドハットは、3つのテーマ「ビッグデータの活用」「100%クラウドレディなソリューション」「データセンターの刷新とコスト削減」でエンタープライズ企業の攻める経営・事業成長や、政府官公庁のIT革新を支えて参ります。


レッドハットが提唱する「オープンハイブリッドクラウド」は、企業・官公庁がプライベートクラウドやパブリッククラウドをビジネスの目的にあわせて自在に選べるだけでなく、ベンダーに縛られない柔軟性を持ちながら事業成長を支えてゆける次世代クラウドソリューションです。そして、我々は日本のトップIT企業である多くのパートナー様と共に、このクラウド基盤の提供は勿論、あらゆるデータベースや非構造データを融合したビッグデータをビジネスの成長の為に活用できるようにし、世界標準OSS製品によって「データセンターの刷新とコスト削減」を実現して参ります。


本年もぜひ、レッドハットへのご支援ご高配を賜わりますようお願い申し上げます。